日本政策公庫創業融資:事業計画書作成のポイント

日本政策金融公庫も銀行も、

融資を行い、それをキチンと返してもらうというビジネスモデルです。

だから、日本政策金融公庫は、融資したお金をキチンと返せそうか？

あなたの返済能力を見るのです。

その点を外すことのない資料を作成しましょう。

このような点を踏まえ事業計画書作成のポイントを解説します。

日本政策公庫創業融資の事業計画書は、

①数字での計画書記入

②文字での説明

の大きく2つに分けられます。

どちらから作成して行けば良いのでしょうか？

まずは、

数値計画から着手して下さい。

なぜなら、数字の補足説明を必要とされるからです。

STEP1　申込金額を決める

借りたい金額はもう決まっていますか?

決まっていればOKです。

次のステップに進みましょう。

決まっていなければ、融資してもらいたい金額を決めて下さい。

もちろん自己資金の10倍以内という範囲で。

STEP2　融資額の妥当性

上記のように自己資金の10倍以内という条件をクリアしているか？

後ほどお話しますが、自分が立てた計画の利益水準で、返済可能な金額なのか？

という点です。

STEP3　売上と経費の計画

月々どれくらいの売上があがるのか?

経費はいくらかかるのか?

を記入します。

これから事業を始めるというのであれば、あくまで予定です。

1年以上経過しているなら、決算を踏まえ記入します。

この予定どおりにビジネスが進むかどうか？が重要ポイントです。

売上計画の実現可能性の根拠をいかに説明するか？です。

数字での計画の実現可能性を文章で説明するとともに、

具体的に見せることができれば、可能性が大きく増します。

STEP4　返済計画

計画書に描いた利益で返済可能な計画なのか？

役員報酬の額や貯金の額も含めて

返済できるんだという説明を出来るか？

がポイントになります。

次に説明＝文章のポイントに入ります。

申請書類には、質問項目が以下のようにあります。

日本政策公庫のホームページに、

記載例ものっていますが、記載例のように書くだけでは不十分です。

①創業されるのは、どのような目的、動機からですか。 ②過去にご自分で事業を経営していたことはありますか。 ③この事業の経験はありますか。 ④お取扱いの商品・サービスを具体的にお書きください。 ⑤セールスポイントは何ですか。

①夢ではなく、現実にどんなビジネスにしたいのか？

②正直に答えればよいです。

重要なのは、

面接の際聞かれる以下の点です。

③この事業を扱う経験値は最も重要な点です。

④キチンと説明できるようにしてください。

⑤他者との差別化を説明できるか？がポイントです。

最後は、今まで作成してきたものを見直すための確認作業を行います。

①計算間違いがないかどうか？

②数値と文章の整合性は大丈夫か？

③誤字脱字がないかどうか？

提出する前に、専門家の目で見てもらうことをお勧めします。