借入申し込みとキャッシュフローの関係①

不動産融資大学

 

kです!

今回は、 借入申し込みとキャッシュフローの関係

についてです。

 

kは、数十社の顧問をやっていますが、

 

その中で下記のことを

必ずチェックします。


1、1年間の借入金の返済額

2、その会社の年間返済能力(経常利益+減価償却費)


この場合、
1年間の借入金の返済額年間返済能力」となっていれば、

問題はありません。


ところが、問題は、
多くの中小企業では1年間の借入金の返済額年間返済能力

という場合です。
しかも、困ったことに

 「その事実に気づいていない」ということが多いのです。



1年間の借入金の返済額年間返済能力
となってしまっていることに気づいて

いないので、
当然に「返済能力がいくら不足しているのか?」にも気づいていません。

 
こういう会社は、つまり、
銀行からの追加融資を受けなければ、
既存の借入金の返済ができない状況だということです。


言い換えれば、
現状のキャッシュフロー(返済能力)では返済ができないというワケです。

借入申込の望ましい形は、以下です。
 
☆設備投資の資金

 ⇒新たな設備投資(機械等購入)により、原価率が下がり、効率が上がる。

 ⇒売上が増加する一方、人件費の削減などで、利益が上がる。

 ⇒結果、利益率向上=返済能力向上で設備資金借入の返済ができる。
という見込みが十分予測できる。

☆運転資金

 ⇒新しい商品を仕入れするために借り入れをする。

 ⇒その商品の売上の入金がある。

 ⇒売上代金で運転資金の借入返済ができる。
という流れです。


しかし、

1. 設備投資をしたが、

 予定した売上が上がらないばかりか、利益率も上がらない。

2. 商品仕入れという理由でお金を借りたが、

 商品が予定通りに売れなかった。
   

 というケースもよくあります。


 この状態になっている企業は「本当に多い」です。

 こういう会社は、銀行が追加融資を止めたら倒産です。

今は、金融緩和の時代で、銀行も保証協会付なら、
1年間の借入金の返済額年間返済能力」な会社でも、
融資してくれます。

でも、これを続けていくとどうなるでしょう?

 

続きはまた。

 

仮面銀行マンk

 

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