前回もお話ししたように、やがて、中国は、
是々非々の戦略の最終形態として、
アメリカとの関係改善に、
注力していきます。
象徴的なのが、
オバマ大統領と習近平との、
ホワイトハウスでの南シナ海の人工島に
対する、意見表明でした。
習近平は、ココに、軍事的な施設は作らないと
宣言します。
ところが、
結果的には、この約束を反故にして
軍事基地を作っていきます。
China帝国は、過去からいろんな戦略を
とってきたわけですが、
致命的な失敗は、このあたりからです。
そして、
中国にとって、予想外のことが起こります。
そう、
ドナルド・トランプです!
クリントン大統領なら、今までの戦略で、
上手く懐柔出来たかもしれませんが、
(Chinaマネーも、クリントンに流れている
はずですので)
トランプ大統領の当選は、
世界もそうでしたが、予想外でした。
クリントンであれば、オバマ外交の延長線の上
での、対応が可能だったんですが。
トランプは、中国と徹底的に、戦うことを決意
します。
その標的は、中国のサプライチェーン。
中国の富の蓄積は、
サプライチェーン=世界の工場になることにより
成されたものです。
そして、それをバックボーンに、
覇権を握ろうとしたからです。
その、根幹である、サプライチェーンを破壊
すれば、中国から、外国資本は、撤退し、
失業者も大量に出ると思われます。
これが、これから数年で起こることでしょう。
しかし、それに対抗すべく、
習近平は、景気刺激策を取り、
株式市場も、買支えをするでしょう。
それが、わたしにも、投資家にも、
China帝国、正確には、中国共産党支配が、
最終コーナーを回ったサインと
なるはずです。
仮面銀行マンk
黒田哲也