わかる!決算書講座⑦キャッシュフロー計算書とは?その1

日本一わかり易い財務・ファイナンス講座
kです!
決算書には、
 
損益計算書と貸借対照表とキャッシュフロー計算書があります。
 
損益計算書と貸借対照表については、お話しましたね。
 
銀行も、投資家も、基本、
 
この3つから会社の財務状況を把握します。

 

 
キャッシュフロー計算書とは、
 
「お金の流れ」を記録した決算書です。
 
 
もし、商品が売れても、
 
相手がお金なかなか支払ってくれなければ、
 
手元にある現金がなくなって、
 
従業員に給料を払うことができない、銀行への返済ができない、
 
とかの状態になるかもしれません。
 
 
どんな会社も、売上が伸びていても、
 
手元に現金が無ければ、銀行への返済が滞り、やがて不渡りを起こします。
 
これが倒産です
 
つまり、
 
会社は赤字でも潰れますが、黒字でも、手元に現金がないと倒産するのです。
 
逆に、
どれだけ赤字でも、潤沢な現金をもっていれば倒産することはありません。
現金が手元になく、支払いが苦しいと「資金繰りが厳しい」といいます。
こういう点から、キャッシュフロー計算書が重要です。
資金繰りが苦しい場合
 
では、手元に現金がない場合というのは、どのような場合でしょう?
1.売上代金が回収出来ていない。
取引先が倒産すれば、お金は回収できなくなります。
また、相手が売上代金を踏み倒すかもしれません。
支払いが滞り、いつまでたっても入金されないこともあります。
ずっと入金されないというのは、売上がないのと同じ意味です。
2.在庫(仕入材料や商品)が売れ残ってしまった。
在庫が増えれば手元のお金がなくなるため、
資金繰りは大変になりがちです。
だからこそ、現金商売は強い
 
上記の理由から、
 
現金をもつことが大切であり、強みでもあります。
現金商売をしているビジネスは、
売上金の未回収というリスクが無い訳ですから。
キャッシュフロー計算書では、「営業」「投資」「財務」の3項目があります。
次回、詳しくお話します。
キャッシュフロー計算書例
キャッシュフロー計算書
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