こんにちは^^。
kです。
島田紳助。
好き嫌いがはっきりわかれますよね?
でも、kは、好き嫌いは別にして、
彼からたくさん学ぶことがあると思います^^。
ただの漫才師ではありません。
同期には華のある天才・明石家さんま、
正統派漫才の第一人者・オール阪神・巨人。
僕の人生、「あいつには敵わない」の連続。
そこから、どうやって、
成功していったか?
戦略とストーリィーがここにあります。
第二回は、
「お笑いの教科書」を作る。です。
紳助がまず取り組んだのは、
売れるための漫才を追及すること。
=「お笑いの教科書」
を作ることでした。
「お笑いの教科書」は、
誰も作ったことがなかったので、
自分で作るしかなかったわけです。
自分が面白いと思う漫才師の芸をすべてテープに録音し、
テキストに落として、漫才パート毎に解体し分析、
その違いを比較したんです。
具体的には、
先輩漫才師のしゃべりを一字一句ノートに
書き写すことを続けました。
そして、
・どうしたら客に受けるのか
・客が引くのはどんな場合か
を徹底的に分析し、
「笑いを取るパターン」
を発見、整理していったのです。
たとえば、
相方の竜介は公立高校、紳助は私立高校出身だったため、
2人は公立と私立の違いをよくネタにしていました。
これは、B&Bがやっていた広島、岡山(対東京)を
いじるパターンを置き換えたものでした。
客と一緒になって先輩のネタに大笑いしていたら、
その裏にある、
「笑いを取るパターン」
が見えてきません。
そのため、録音テープを回したり止めたりしながら、
「ノートに書き出す」
というわざわざ手間のかかる作業をやったのです。
紳助は、こうしてつかんだ、いわば
「その時代におけるお笑いの原理原則」
を自分たちのネタに応用することで成功します。
たとえば1分間のなかに、
ボケとツッコミのやりとりの「間」がどれだけの数あるのか?
「名人」と呼ばれるベテラン漫才師の「間」は多い。
これは熟練の技がなせるからで、
自分たちのような若手にはマネできない。
「下手でもおもろかったらええ」。
そこで、かれは一人が圧倒的に喋ることで、
「間」の足りなさをカバーしようとしたワケです。
B&Bにツービート、MANZAIブームのトップランナーたちは、
みなこのパターンで受けていた。
若手漫才師が、
ニューヒローとして受けるには、
ベテランに勝つには、
この方法しかなかったんです。
デビュー前の3ヶ月間、
紳助は、竜介に自説の漫才理論をたたきこもうとしました。
竜介にこう伝えたワケです。
「できなくてもええ、オレを理解してくれ」と。
竜介は、けっして才能に恵まれていなかったはずです。
それでも、必死に紳助に食らいついてきた。
彼は、努力は「5」できる男だった。
とういうことです。
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